大学生になり
一人暮らしをしていた時に
高校の時に部活が一緒で
仲の良かった友達の家に
遊びに行きました。
久しぶりに会った友達と
ワイワイ話している時に
彼女は
衝撃の告白をしました。
それは、私の父親の浮気相手が
（その時はすでに結婚していましたが）
彼女の叔母さんだという事実。
彼女は、高校生の時から
私の父親が彼女の叔母さんの相手だと
わかっていて、
辛い思いをしていたと
話しました。
私は、驚いたものの
平然とその話を聞きました。
そして、父がどうしているか
彼女に聞きました。
一度、真実を話してしまうと
気楽になるのでしょうね。
友達は、私が尋ねると
私の知らない父のことを
色々話してくれました。
その話を聞きながら私は
なぜ、私の父親のことを
友達が私よりも知っているのか
そして、
明らかに父の物と分かる物を
彼女の部屋で見つけた私は
彼女に嫉妬しました。
あれから何十年も経っているのに
その時のことを思い出すと
胸が痛みます。
話は変わりまして
私には娘がいますが
夫は娘をとても可愛がっています。
まだ娘が幼い頃
夫と娘が楽しそうにしている姿を見て
私は娘に嫉妬しました。
夫と仲良くしていることに
嫉妬したのではなく
娘には
可愛がってくれる
父親がいることへの嫉妬でした。
さすがに今は、
そんなことはありませんが。
義父が夫のことを
心配している様子を見た時も
少し夫に嫉妬しました。
実質、父親に捨てられた私は、
父親からの愛情に
飢えていたのでしょうね。
すでに父親は亡くなっていますし
父親がどうのこうの言う
年ではありませんが
マンガや小説の中で
生き別れになった娘を
必死で探している父親を見ると
私の父は、
そういう人ではなかったと
心が痛みます。
この気持ちとは、
死ぬまで付き合っていくことに
なりそうです。
