自分を知って無理をしないで楽に暮らす

人は環境や経験によって作られます。自分がどのような人間なのか、自分を知って、今の自分にできることを見つけ、生活を楽しみたいです。

野菜を食べないとハゲになる⁈ 母に脅されて不安になる

子供の頃、私は

野菜が全然食べられませんでした。

 

母の話によれば

味の変わった野菜を食べさせて以来

食べなくなってしまったとのこと。

野菜だけでなく

他にも食べられないものが

たくさんあり

小さい頃の私は

卵と海苔とふりかけとごはんで

生きていたようなものでした。

 

それでも、何とか母は

私に野菜を食べさせようとして

人参をすり下ろしたものを

卵焼きの中に入れたりしましたが

私は頑として食べませんでした。

 

とうとう母は

野菜を食べないと

ハゲになると言って

私を脅すようになりました。

 

ハゲになる恐怖に

毎日怯えながらも

私はやはり野菜を食べませんでした。

 

幼稚園の時は

お弁当だったので良かったのですが

小学校の給食の時間は恐怖でした。

 

1年生の時の担任の先生は

とても厳しくて

給食を残すと

ひどく怒られました。

 

仕方なく無理に

食べたこともありましたが

気持ち悪くて

嘔吐したこともありました。

自分で雑巾を持って来て

ひどく惨めな思いで

掃除をしたのを覚えています。

 

小学校の4年生くらいまでは

野菜を全然食べられなかったと

思いますが

生野菜以外なら

少しずつ食べられるように

なっていきました。

 

おそらく小さい頃の私は

変な味の野菜を

食べさせられたことで

食べ物に対して

恐怖心を

感じていたのだと思います。

 

母に、よく

 

お前は食わず嫌いだ。

 

と文句を言われましたが

どんな味がするかわからないものを

食べることが

怖かっただけだったのだと思います。

 

けれども、年を重ねるごとに

心が成長して

恐怖心を克服できるようになり

食べられるものが

増えて行きました。

 

初めて

キャベツの千切りを食べたのは

高校生の時。

トマトを食べられるようになったのは

大学生の時。

刺身を食べられるようになったのは

そのもっと後。

セロリを食べられるようになったのは

数年前。

 

野菜を食べないとハゲになると

母が脅しても

野菜を食べなかった私が

時間はかかりましたが

色々な物を食べられるように

なりました。

でも野菜は苦手なことは

変わりません。

 

一体母は

私に何を食べさせたのか。

 

現代のように

私が子供の頃も

サプリや

美味しい野菜ジュースがあれば

良かったのにと思います。

 

そうすれば、母に脅されて

毎日不安な日々を

送らずに済んだと思います。

f:id:myuieri:20211111210111j:image