私は、お弁当箱を洗うのが
大嫌いです。
やりたくないことは、
後回しにせず、
さっさとやると
決めているにもかかわらず、
お弁当箱を洗うことだけは
なかなかできず、
毎夕、私と息子のお弁当箱が
洗い桶に入っているのを見ては
ため息をついています。
ちなみに、洗い桶には、
私の分まで息子が入れてくれます。
昨日、そのことを
他の人に話した時、
どうして、そんなに
お弁当箱を洗うのが嫌なの?
そんなの、
大したことじゃないでしょう。
と言われました。
それを聞いた時は、
そんなこと言われても、
嫌なものは嫌だと
思っていましたが、
後になって、
そういえば、私は
他の人の食器を洗うのも嫌だよね。
自分のは嫌ではないのに。
それに自分のお弁当箱を洗うのは
そんなに嫌ではないと思いました。
そして、息子のお弁当を作るのは、
面倒くさいけれど、嫌ではない。
でも、お弁当箱を洗うのは
嫌でたまらない。
そのように考えているうちに、
私が高校生の頃、
母親に嫌味混じりで
自分のお弁当箱を洗うように
強要されたこと。
そして、
自分の分だけ洗って、
どうして他の人の分や食器や
お鍋を洗わないの?
と言っていた母の言葉を
思い出しました。
ムカッとした私が、
すべての食器や鍋を洗うと、
お前が洗うと、
流しの周りを水だらけにするんだよね。
と嫌味を言う母。
再びムカッとした私は、
雑巾で流し周りをきれいに拭くと、
どうして、お前は
ガス台を拭かないの?
と母。
母の言う通りにしても、
褒めたり感謝するどころか、
自分の気に入らないことを
指摘し、私をけなす母。
このせいで、私は
お弁当箱や他の人の食器類を、
洗うのが嫌いになったのかなと
思いました。
仕事から疲れて帰ってきて、
洗い物をするのが嫌なら
ただ、手伝って欲しいと
言えばいいのです。
それなのに、嫌味を言いながら
娘をけなすのは
良い方法だとは思えません。
しばらく忘れていた、
この時の出来事が
私の潜在意識の中に残っていて
今の私の行動に
影響を及ぼしていたようです。
母親に責任転嫁をしてしまいますが
私の洗い物が嫌いな理由は
母親のせいだから仕方ない。
無理に洗い物を
好きになろうとしないで
負の感情をそのまま受け止めて
少し、気が楽になるのなら、
それでもいいかなと思います。