自分を知って無理をしないで楽に暮らす

人は環境や経験によって作られます。自分がどのような人間なのか、自分を知って、今の自分にできることを見つけ、生活を楽しみたいです。

子宮全摘手術後2日目

手術を受けて2日後

 

お腹の痛みと

寝てばかりいるので背中が痛いのと

あと倦怠感を除けば

 

これで、手術を受けてから

2日しかたっていないの?

 

と思うくらい、元気になってきました。

人間の回復力って、

本当にすごいと思います。

 

クリニカルパスによれば

 

午前9時から、抗生剤を含む点滴2本

午後3時から、抗生剤を含む点滴2本

 

おならが出たら

食事は三分粥、五分粥、七分粥、

全粥へ移行

整腸剤を処方

 

となっています。

 

その日の朝食は

トレイに乗せられた

プラスチック製のカップ3個。

 

中身は、

 

重湯

具のない味噌汁

プロテインドリンク

 

でした。

 

カップの高さは15cmくらいで

中にたっぷり入っていました。

 

見るからにおいしそうではないのですが

しっかり全部平らげました。

 

病院の食事は、

栄養のことを考えて作られているので

早く回復するためには、

まずくても、全部食べた方がいいと思います。

 

何ていったって、

食事はエネルギーの素ですから。

 

クリニカルパスによれば

前日の夕方、尿管を外す予定でしたが

 

まだ歩いてトイレへ行くのが

少し不安だったので

朝まで伸ばしてくれるよう、

お願いしていました。

 

その約束通り

朝食後、看護師さんが

尿管を外しにやってきました。

 

いよいよ、自分で歩いてトイレへ

行かなくてはなりません。

 

個室にはトイレが付いているので

あまり歩かなくても済むのですが

最初は、そこまで行くのに、

ちょっと時間がかかってしまいました。

 

1日半、歩かなかっただけなのに

人間の身体って、

すぐに退化してしまうのですね。

 

身体を動かした方が回復すると

先生に言われましたが

 

その意味が、

わかったような気がしました。

 

一度、歩いてしまえば、

後はもう大丈夫。

少しずつ歩くのにも慣れてきて

力が戻ってくるのがわかります。

 

尿管を付けていた時には、

尿意を感じなかったのですが、

いったん外してしまうと

当然のことながら、

トイレへ行きたくなりました。

 

抗生剤を含んだ点滴の量は

2リットル。

 

点滴が始まる前に

 

途中でトイレへ行きたくならないように

先に済ませておいてね。

 

と言われるのですが

 

点滴が始まって30分もしないうちに

トイレへ行きたくなるのです。

 

我慢しようと思うのですが

どうしてもできません。

 

結局、点滴の途中で

トイレへ行くことになりました。

しかも1回だけでなく、

2回、3回は当たり前でした。

 

点滴2リットルの力は、

本当にすごいと思います。

 

下にキャスターが付いているスタンドに

点滴の袋がぶら下がっているので

 

点滴中でもトイレへ行けるのですが

うまくやらないと

血が逆流したりして

大変でした。

 

まだ個室のトイレは

広かったから良かったのですが

大部屋に戻ってからは

病棟のトイレが狭かったので

余計に大変でした。

 

おならは

前の日の夕方に出ました。

 

私は、日頃、

おならがたくさん出る人なのですが(笑)

手術後は、さすがに、

なかなか出なかったです。

 

おならが出ないと

いつまでも柔らかい物を

食べなければならないので

食いしん坊の私は

 

おならを出さなくちゃ

 

って気合が入っていたかもしれませんね。

 

昼食は

 

ドロドロのお粥・・三分粥だと思います。

ほうれん草のおひたしを

ドロドロにしたもの。

魚をペースト状にしたもの。

 

まるで、離乳食です。

 

あと1品、正体不明の食べ物があったのですが

食べてみて、びっくり。

草もちの味がしたのです。

 

草もちをペースト状に

したものだったのですね。

よもぎと、あんこの味が、

ちゃんとしていました。

 

病院の調理師さんて、すごいです。

 

前日は、看護師さんに

蒸しタオルで身体を拭いてもらいましたが

その日は、自分で拭くことができました。

 

本当に一昨日、手術したの?

 

って思うくらい

身体の回復は早いです。

 

お腹の痛みはありますけどね。

 

午後は3時から

抗生剤を含む点滴2リットル。

 

また何度もトイレへ行くはめに。

 

夕食は

 

5分粥。

煮魚。

味噌汁。

 

あれ、もういいの?

 

って思うくらい、

まともな食事になっていました。

昼食の離乳食に比べれば、すごい進歩です。

 

夜、寝る前に

お腹が痛かったら

座薬を入れてくれると

看護師さんから言われましたが

 

その日は、このくらいなら我慢できると思い

断りました。

 

あまり薬に頼るのもどうかなと思ったし

耐えられるくらいの

痛みになっていましたから。

 

でも、後で

 

やっぱり入れてもらえば良かった。

 

って後悔しちゃいました。

 

前の日に、ずっと寝ていたせいか

その日の夜は、一睡もできなかったんです。

 

目が覚めていると

お腹の痛みが気になってしまって・・・

 

やせ我慢は禁物ってことを

実感した夜でした。