自分を知って無理をしないで楽に暮らす

人は環境や経験によって作られます。自分がどのような人間なのか、自分を知って、今の自分にできることを見つけ、生活を楽しみたいです。

子宮全摘手術に対する不安、迷い、そしてドクターハラスメント

MRI検査が終わり

その2週間後、

今度は、空腹時の血液検査と尿検査をし、

心電図を取り、そしてレントゲンを撮りました。

 

お腹が空く以外は、

今回の検査は大したことなかったです。

 

検査の後で診察を受けたのですが

いよいよ、手術まで1ヶ月を切ったところで、

子宮全摘に対し、私に迷いが生じました。

 

子宮って、元々女性の身体の中にあるもの。

これがあることで、

内蔵がバランスよく配置されている。

 

では、あるべきものが無くなってしまった時、

身体って、どうなってしまうのだろう。

 

内臓が下に下がってしまわないだろうか。

手術をしたことで、

かえって調子が

悪くなることはないのだろうか。

 

急に子宮全摘をするのが怖くなって

私は先生に、

 

全摘以外に、方法はないのですか?

 

と尋ねました。

 

それまで、他のサイトから、

筋腫のみを切除する方法などの

子宮温存法を学んでいましたから。

 

それに対する先生の答えは

 

まあ、筋腫をえぐる方法も

確かにありますけどね。

この場合、

かなり出血することがあるんですよ。

それに筋腫の根が残って

再発する可能性がありますしね。

 

まだ、これから子供を産むんですか?

産まないのなら、全摘の方がいいですよ。

 

私は、この言葉に少なからずショックを受けました。

 

まず、筋腫をえぐると言われたこと。

先生から見れば、まさに、

その通りなのでしょうけど、

 

その言葉を聞いた時に、

私の脳裏には、子宮にできているコブを、

スプーンのような物で

くり抜いているイメージが浮かんだのです。

 

そら恐ろしくなりました。

 

それともう一つ、

 

まだ子供を産むんですか?

 

という言葉。

 

これは決して言ってはならないと思います。

 

確かに、年齢や、

すでに子供がいることを考えれば、

もう子供を産むことはないでしょう。

 

でも、子供を産む、産まないは、

それぞれの考えがあって、

他人から、どうこう言われる筋合いは

ないと思うのです。

それが、たとえお医者様でも。

 

今、ドクターハラスメントについて

色々な場所で話題になっていますが

 

私が受けた、この言葉も

ドクターハラスメント

言ってもいいと思います。

 

この先生は決して悪い方ではないですし、

腕もいいし、評判も良かったのですけど

後で、もう1度、

私が傷つくようなことを言われました。

 

結局

 

もう子供は産まないので

 

と言って、

子宮全摘手術に同意したのですが

いまだに、あの言葉に関しては

心の中にしこりが残っています。