前日の寝る前、
よく眠れるという薬を飲んだものの
結局、夜中の1時に目が覚めてしまい
あまり眠れないまま、手術日を迎えました。
朝から、心臓がバクバク言ってました。
この日は朝から絶食で、
何も口にすることができません。
食いしん坊の私は、
さぞかし、
お腹が空くことと思っていましたが
これから、
自分の身に起こることを考えると
空腹すら感じませんでした。
この日は、
朝6時から手術室へ入る30分前まで
尿量を測ることになっていました。
トイレへ行くごとに、尿を入れられるように
大きな袋（スタンドに付けられています）が
トイレに置かれていました。
7時に、看護師さんが
手術着を持ってきてくれました。
水色で、半袖の上からすっぽり被って着る
寸胴の長い服ですが
肩と脇がスナップ止めになっていて
それを外せば、
手術中は
寝ている状態で、
簡単に身体を出すことができるという物です。
そして8時頃、
分娩室へ呼ばれました。
まず、毛を剃り
そして、次に浣腸です。
浣腸なんて、出産以来です。
しかも、浣腸してもらうのに、
上がった場所が何と分娩台。
もう2度と、
上がることはないと思っていたのですが・・・
浣腸は、お産の時に経験していますが
あれは、何度やっても嫌です。
3分間我慢してね
と言われるのですが、
とても3分も我慢できません。
もって1分間ですね。
でも、本当は、
それすらも危ないところでした。
たぶん、1分もたたないうちに、
私はトイレへ駆け込んだと思います。
そして、お腹の痛みが治まるまで
トイレから動くことができませんでした。
浣腸が済んだら、
シャワーを浴びて
手術着に着替えます。
本来は、浣腸をする前に個室へ移り
そこでシャワーを浴びるらしいのですが、
たまたま、この日は個室がいっぱいで、
私の入る余地がなかったようなんです。
それなので、私は一般のシャワー室を使い
誰かが個室を出るまで
私は大部屋で待つことになりました。
でも、誰か話す相手がいる方が、
気が紛れました。
シャワーを浴びて、手術着を着て
血栓予防の弾性ストッキングをはき
手術の準備完了です。
9時から、点滴が始まりました。
この時、刺した針は
手術後、すべての点滴が終了するまで
ずっと刺さったままになります。
入院初日に、
右に点滴をしてくれるようお願いしたのに
無理やり左腕にされて、
さんざんな目に会ったので
今回は右腕にしてもらいましたが、
その後のことを考えれば、
無理にでも左腕に
針を刺してもらった方が
良かったかもしれません。
10時ごろ、ようやく個室が開き、
そこへ移ることになりました。
同室の人たちの
がんばってね
の声に見送られ
私は、個室へ。
お昼近くに、夫と2人の娘もやってきました。
手術開始時間は２時。
もう逃げられません。
8時頃、処置室へ呼ばれ、
そこで
