50年近くも前のことなので
はっきりと覚えていないのですが
おそらく、
父の浮気相手を探しに行った年の
夏休み
ずっと私と母は
祖母の家にいました。
いわゆる、
実家に
帰られせていただきます。
というものです。
これって、
奥さんに何でも
頼りきっている人にとっては
効果があるかもしれませんが
自分で何でもできる人にとっては
奥さんが実家に帰った、
しめしめ
と逆効果なのではと思います。
母は、
すでに亡くなっているので
どのような気持ちで
実家に帰ったのかは
わかりませんけれど・・・
その当時
私よりも2つ年上の
従兄(母の長姉の子)は
毎年夏休みに、伯母と共に
東京からやって来て
祖母の家で過ごしていました。
そして、母の次姉も
私の1つ上と下の従姉妹を
時々、祖母の家へ
連れてきていましたし
祖母の家には、
1つ年下の従弟がいました。
子どもたちに
大人たちの事情を
隠そうとしていたのか
隠すつもりはなかったのかは
わかりませんが
毎日、母と伯母たちは
コソコソ話をしていました。
その話を気にしながらも
同じ年頃の子供たちが
5人も集まったら
楽しくないわけがない。
私と従兄弟たちは
毎日、野山を駆け回っていました。
私が父親の浮気という
辛い状況にありながらも
それほど、悲しくなかったのは
従兄弟たちが
いてくれたからかだと思います。
仲間は、
辛いことを乗り越えさせてくれる
素晴らしい存在だと思います。
