自分を知って無理をしないで楽に暮らす

人は環境や経験によって作られます。自分がどのような人間なのか、自分を知って、今の自分にできることを見つけ、生活を楽しみたいです。

私は、カラオケに1回しか行ったことがない

実は私は

カラオケに1回しか

行ったことがありません。

 

歌を歌うのが

嫌いな訳ではありません。

 

鼻歌はよく歌っていますし

最近は、

あまり歌っていませんが

以前はよくお風呂で

歌を歌ったものです。

 

それなのに

カラオケは1回しか

行ったことがないのです。

 

その理由は

 

私が小学生の時

歌を歌っていた私に向かって

母が

 

お前はお父さんに似て音痴だね。

 

と言ったからなのです。

 

楽しく歌を歌っている時に

いきなり母親から

 

お前は音痴

 

と言われたら、

どんな気持ちがするでしょうか?

 

私は、

とても惨めな気持ちに

なりました。

そして、この日から、

私は人前で歌を

歌えなくなりました。

歌を歌おうとすると

小さな声しか

出なくなってしまうのです。

 

だから、小中高生の音楽で

歌のテストをするのは

恐怖でした。

 

小さな声しか

出せなかったので

当然、

音楽の成績も悪かったです。

 

それでも、

大勢で歌を歌う時は

大きな声を出すことが

できました。

しかし、その直後に

私の前の人がたちが

ヒソヒソ話をしたりすると

 

私のことを音痴と

言っているような気がして

仕方がありませんでした。

 

私は歌が下手、

音痴という考えに

がんじがらめになり

人前で歌を歌うことを

拒むようになりました。

 

けれども、

そんな私を助けようと

友人たちがカラオケに

連れ出してくれたおかげで

ようやく1回、

カラオケに行くことができました。

 

それでも、

やはり人前で歌を歌うのは

嫌です。

 

母が私のことを

音痴と言ったのは

深い意味はなく、

単に思ったことを

口に出しただけなのかも

しれません。

 

けれども、その一言が

大人になっても

私に深い傷を残してしまいました。

 

一度口から出した言葉は

取り消すことはできません。

 

何気ない一言でも、

誰かを傷つけることのないように

言葉を選びたいものです。

 

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