自分を知って無理をしないで楽に暮らす

人は環境や経験によって作られます。自分がどのような人間なのか、自分を知って、今の自分にできることを見つけ、生活を楽しみたいです。

MRI(磁気共鳴画像診断)検査を体験

MRI検査を受けたことのある人は

少ないと思いますが

テレビドラマなどで、

その装置を見たことのある方は

多いと思います。

 

白くて、トンネルのような形の所へ

寝たまま入っていく、

あの装置です。

 

MRI装置とは、

簡単にいえば、X線を使わずに

磁場と電波を使って、

身体の中を見る装置です。

 

MRI装置からは

大きな磁場が発生しているので

安全のために、

金属製の物は身に着けないよう

言われました。

 

金属製というと、

アクセサリーやブラジャーに

付いている金具しか

思いつかなかったのですが

 

MRI装置が置かれている部屋の張り紙には、

アイシャドーに

金属粉が使われている場合があると

と書かれていて、

慌てて、その場で、手でアイシャドーを

こすり落としました。

 

気になったのは、

虫歯の治療に使った金属のこと。

それについては何も記載がなかったので

そのままにしましたが、

(取り外しができるものでもないし)

ちょっと不安でしたね。

 

以前Xファイルで、

MRI検査を受ける人が

その中へ入ったところ、

黒こげになって死んでしまったという話を

見たものですから、

 

実際、そんなことはないのでしょうけど、

ちょっと検査を受けるのが怖かったです。

 

検査当日は朝から絶食です。

 

6月の暑い日で

空腹は我慢ができるのですが、

のどの渇きを我慢するのは、

結構辛かったです。

 

一連の朝食抜き検査のことを考えると、

暑い時期は、

手術を避けた方がいいかもしれませんね。

 

手術の直後は、

お風呂にも入れないですしね。

 

さて、MRI検査室に入った途端

 

ドックン、ドックン

 

というような音が聞こえてきました。

 

私の前に、検査を受けている人がいたので

装置が稼動している音が

聞こえてきたのでしょうけど、

 

音を聞くのは初めてだったので

ちょっと不安になりました。

 

MRI検査を受ける時は、

そこに用意されている、

割烹着を長くしたような服を着ます。

 

その下に、

下着を身に着けていても大丈夫ですが、

金属が付いているものは、ダメです。

 

それと、これは女性に当てはまるのですが

レースがたくさん使われている肌着も

いけないそうです。

 

前の人の検査が終わるまで、

時間がかかりそうだったので

周りに貼られている、

検査の説明書き、注意点に

目を通しました。

 

ようやく自分の番が来て

例のトンネル型の装置がある部屋へ

通されました。

 

その場で、検査員から、

再度、金属製のものを身に着けていないか

確認された後で、

検査の説明を受けました。

 

まず、検査をしている間は、決して動かないこと。

 

動いてしまうと、きれいな画像が撮れないので

中は狭くて、居心地が悪いかもしれないが、

絶対に動かないよう言われました。

 

それと、中へ入っている時、

大きな音がすること。

びっくりするかもしれないが、

別に問題がなく、大丈夫だと言われました。

 

さて、いよいよトンネルの中へ入ります。

 

そこに用意されている架台に

横になるよう言われました。

 

私の場合、下腹部の画像を撮るので、

足が先に装置へ入るような体勢で

横になりました。

 

これが脳の場合なら

頭が先に入るのでしょうね。

 

架台に横になると、

ゆっくりトンネルの中へ入っていきます。

 

決して動いてはいけないと言われましたが、

事前に言われていた通り、

装置の中は本当に狭いので、

動く方が無理です。

 

顔の数センチ上に、装置の天井があるので

閉所恐怖症の方は、

ちょっと大変かもしれません。

 

検査を受けている間、

ずっと

 

ドックン、ドックン

 

という音が聞こえましたし、

これも最初に言われていたことですが

時折、大きな音がしました。

 

長い間、動かずにいられるかどうか

心配していましたが、

こういうところに入ってしまうと、

案外、動かなくても、平気でいられるものです。

 

おまけに、眠くなってしまって

実際に寝てはいないと思いますけど、

目を閉じている時間が多かったです。

 

横になっている以外、

何もすることがないので、退屈でしたから。

 

検査を受けている時間は

40分くらいだったでしょうか。

 

お疲れ様と言われながら

トンネルから出された時、

何とも言えない開放感がありました。